■近鉄「週末フリーパス」の旅~郡山城址で歴史を感じる~(奈良県大和郡山市)
(写真:郡山城址の立派な「天守台」の石垣)
さて近鉄「週末フリーパス」の旅1日目。
「とんまさ」の「広島産生牡蠣フライ定食」で腹を満たしたあとは、腹ごなしを兼ねて「郡山城址」へと向かうことといたしました。
「郡山城址」は「とんまさ」からはちょうど北東へ向かって、歩いて10分とちょっとの距離に位置します。
▲①「郡山城址」は近鉄「郡山駅」から歩いて10分。「とんまさ」からは12分のところにあります。
▲②さすがは日本最大の金魚養殖の街。マンホールの蓋も「金魚」です。
金魚の養殖は、江戸時代に柳沢吉保の子、柳沢吉里が広めました。
吉里は、甲府藩において、父、柳沢吉保と共に、様々な施策で甲府に発展と繁栄をもたらしたといわれています。その名君ぶりで領民からも大変愛されたのだとか。
その後、吉里は、将軍吉宗の命を受け、大和、近江、河内、伊勢の四カ国を領し、享保九年(1724年)に郡山に入城。郡山に移ってからも、養蚕を持ち込み奨励し、経済を振興させ、趣味で飼っていた金魚も持ち込んだため、この地で金魚養殖が始められるようになりました。
幕末の頃には下級藩士の副業として、明治維新後には藩士や農家の副業として盛んに金魚養殖が行われるようになったとのことです。
▲③城址へとたどり着くと立派なお堀が目に入ります。
▲➃さらに内堀沿いを歩くと大きな「天守台」を観ることができます。
▲⑤この天守台は平成28年度までに、修復整備されたとのことです。
では、天守台へ向かってみましょう。
▲⑥城の南側が天守への入口となっています。城の入口には、柳澤神社があります。
▲⑦天守台へは柳澤神社の境内を通って向かいます。
▲⑧柳澤神社には先に記述した「柳澤吉保」が祀られています。
▲⑨郡山城跡「天守台」、実際に登る事ができるようになっています。
▲⑩天守台からは遠方に「薬師寺」や「唐招提寺」を観ることができます。(写真クリックで拡大します)
▲⑪その他「若草山」など、奈良全体を見渡すことができる場所にあります。
▲⑫西を観ると雲の間から美しい光の階段が降りてきていました。
本当に眺めの良い場所であります。
▲⑬天守台からの「パノラマ写真」(クリックで拡大します)
▲⑭天守北側には「さかさ地蔵」様がおられます。右の穴のなかをのぞき込むと。
▲⑮「お分かりいただけただろうか。」お地蔵さんのお顔だけ。石垣の間に埋もれて観ることができるのです。
これは、石垣に使用する石が足りなかったため、お地蔵様が「転用石」として使われたものだそうです。
他にも「墓石」や「石像」、「石臼」などが転用石として使われることがあるそうです。なんだか少し、お地蔵様がお気の毒な気もいたしますが、信心深い方も多いのか、たくさんのお賽銭が置いてありました。
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