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2017.07.14

■兵越峠(青崩峠)越え~国道152号線未開通区間を旅する~(静岡県浜松市)

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(写真:隣接する兵越峠方面と青崩峠方面の分岐点)

 長野県上田市から静岡県浜松市に至る一般国道「国道152号線」。かつての「杖突街道」と、「塩の道」として東海から信州へ塩を運搬した「秋葉街道」に沿った国道です。

 しかし、この国道は実は今日でも「青崩峠(あおくずれとうげ)」と「地蔵峠」の2箇所に車両交通不能区間があり、それらを迂回するための幅員の狭い「林道」分部を通過しなければならず、大型車が一気通貫で通行することが不可能な国道になっています。

 そのため、現在、静岡県・長野県の山岳地帯では、並走する「三遠南信自動車道」が一部供用されるなどしていますがこちらもとぎれとぎれの供用でいつ完成することやらという感じ。

 さっきまで、林道を走っていたら、高規格道路であります「三遠南信自動車道」が、いきなり山の中に出現するのにも驚かされたりします。

 実は、この国道152号線の未開通区間の「地蔵峠」と「青崩峠」は、中央構造線の地盤が脆く崩れやすい部分に位置しており、トンネルを掘ることが大変難しい場所なのだとか。そのため、原状でも、未開通区間が存在するのであります。私は「日本の土木技術はすばらしい」と常々思っているのですが、そんな技術をもつ我が国の道路でも、まだこんなところも存在しているのですね。

 青崩峠を迂回するため、過去に、東側の兵越峠(ひょうごしとうげ)の下を通過するルートが設定されたことがありました。
 その時に152号線から大きく東へカーブを描く「草木トンネル」が、「三遠南信自動車道(国道474号)」の一部として建設され、先行供用されたのです。
 しかし、建設は、脆い地質で難航します。
 
 脆い地盤を何とか克服して完成した「草木トンネル」。建設された方々はかなりご苦労されたのではないかと思います。
 しかし、供用後、改めてその先のトンネル予定ルートである、兵越峠下の地質調査を実施したところ、中央構造線部分の地盤が脆弱なことが判明し、高速道路としては適格でないと判断されてしまったのです。
 そのため、「三遠南信自動車道」の計画は、青崩峠の西側ルート(写真⑪)に変更され、結果「草木トンネル」は「三遠南信自動車道」のルートから外され、それまでの高規格構造から一般道路に格下げされ、国道152号線の迂回ルートに変更されてしまいました。
 脆い中央構造線をトンネルで貫くことの困難さを改めて証明することとなった事件となったのでした。
 
 現在、大型未満の車両はこの「草木トンネル」を通って「青崩峠」東側に隣接する「兵越峠」を通る「兵越林道」を使用することにより迂回することが可能となっております。
 もちろん、「草木トンネル」は自動車専用道ではなくなっているので、原付2種以下のバイクでも通行することが可能です。
 今回は、この「草木トンネル」ルートで、「青崩峠」の東側に隣接する「兵越峠」を通過する兵越林道を通って、静岡県側から長野県側まで、「兵越林道による峠越え」をしてみようと思います。

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▲①愛知県側東栄町から国道473号線で静岡県側へ向かいます。

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▲②このあたりは天竜奥三河国定公園に指定されているところです。
 走っていても 国道が未開通なためこの一帯は山深く、民家もほとんど見られません。まさに秘境ですね。
 「草木トンネル」を通過するときは当時の難工事に想いを馳せながら走りました。
 脆い地盤を克服するために苦労されたんだろうなぁと思います。

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▲③「草木トンネル」ルートで、「兵越峠」へ差し掛かりました。
 全線舗装されていますが、狭いワインディングが続く林道ですのでかなり気を使います。

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▲④国道未開通エリアのため、山深く民家もほとんど見られません。

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▲⑤つづら折れの林道を注意して進みます。
脆い地盤を証明するようにあちこちに落石がみられます。

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▲⑥峠を越えると視界が開けてきます。長野県側にでました。

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▲⑦なかなか良い景色でありますが少し雲行きが怪しくなってきました。

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▲⑧峠を降りると、兵越峠方面と青崩峠方面への分岐点にさしかかります。

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▲⑨長野県側からまっすぐ進めば「青崩峠」というルートでしたが、ここで工事はストップされています。

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▲⑩ここからが、再び国道152号線となることを示す看板

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▲⑪既に着工された、青崩峠西側を通過するルートに合流。
長野県側に抜けると、既に着工された青崩峠西側を通過するルートの建設現場に合流しました。今度こそ、全線開通できると良いですね。日本の土木技術の素晴らしさの見せ所ではないでしょうか。現場の皆さん「ご安全に!」
兵越峠
青崩峠

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